No War.

2004年1月24日
起きてホテルをチェックアウト。


路面電車で原爆ドーム前。
教科書で見たあの写真を実際に見た。
資料館へ。
連れと一緒でしたが、
ほとんど会話はありませんでした。
お互いがお互いのペースでまわり、
これはどうとか、あれはすごいとか、
そんな話もなくただただ見てました。
言葉はやっぱり出ません。
恋人だ浮気だ不倫だ離婚だ。。。
そんな下世話な話が全く通じない世界でした。
日常という限りなく近い言葉が、
音をたてて崩れ落ちて、
何十年も前の広島に知らずに入っていました。
綺麗事は好きではないのですが、
ここだけは他のものとは全く異質。
恐怖とか悲しみとか通り越して、
頭の中が真っ白になりました。久々に。
資料館を出て少しの間、青い空を眺めてました。
「ああ、空は青いし、太陽も輝いてる」
そんな当たり前の事をひたすら頭の中で繰り返してました。
あと数分後にはそんな事何も考えなくなるんだろうなって考え始めた頃、
「行こうか」って声がしました。

現実へ。

あたりを見回す。

紙屋町の都会化した町並みと隣り合わせの平和記念公園。
原爆ドームのすぐ横を二人乗りで通り過ぎていく高校生カップル。
今という現実を生きていく事と過去という現実を忘れない事。
この微妙なコントラストが今の広島なんだろうなって妙に納得しました。

っていろんな意味で応えた・・・。


紙屋町から歩いて遠めに広島城を見る。
2度目のお好み焼き。
広島から尾道へ。
ラーメンを食べて、倉敷へ。
ホテル着。
一休みして、近くの天ぷらやへ。
帰って、から騒ぎ見て、
クエが一回も喋らずに終わったけん。
そんな事二人でいいよった所で寝たけん・・


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